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December 28, 2005

Rquiem for innocence

B00006LF4E 女子高生の1日が、水虫の話題一つで終わるのはあまりにもお粗末なので、
 年内中に何か言い残すことはないかと問われたら、まぁ、なくもない。

 ゆぅがたった1枚ぽっきり持ってるだけのアートのアルバムの感想…!

 『レクイエム・フォー・イノセンス 

  全体評。
 ソングライティングに置いてマサムネさんに心酔してる者にとっては、
 歌詞・楽曲ともに物足りない。
 似たような曲が多すぎる。未だにイントロで曲の聴き分けができない。
 語彙が乏しい、同じ表現が頻出する。
 わたしはこの『Requiem for innocence』1枚しか、歌詞カードを眺めながら
 しっかり聴いたことがない。
 それでも、そんな具合だ。
 時々出て来る英語表現はもう使わない方がいいんじゃ…とても日本人臭い英語。
 (これも或る意味リアリティ?)
 最後に、理樹くんのキンキン声が駄目な人はまったく聴けないだろう、と思う。

 1曲ずつ。
 タイトルからして物騒なのが愛おしい。
 お気に入り度は★の数(5点満点)
 括弧内は一番端的な歌詞。もしくはゆぅのお気に入り。 

 1.BOY MEETS GIRL ★★★☆☆
 冒頭この1曲に、頻出単語が要約されていると言っても良い気がする。
 ただ、この曲には彼が乱用する言葉があるだけだ。
 少年は少女に会う。恋も夢も未来もない。
 何故だろう、ほっておけない。
 「ねぇ 今から 美しい物を見ないか?」 

 2.リグレット ★★☆☆☆
 前を見ているふりしているだけで、ほんとはずっと過去にしがみついてる。
 情けない世界。希望が見えない。
 「硝子の向こう 手を伸ばした だけど届きもしなかった」 

 3.DIVA ★★★★☆
 シングル。だからと言ってちっとも世間に媚びていない。
 …要は一般に受け入れられるようなことは歌ってないってこと。
 (それが理樹くんの信条だから、それでいいのです)
 「Hold me, Touch me, Kiss me, Kill me,」

 4.車輪の下 ★★★★☆
 物騒度No.1。誰一人信じられず生きてきたクスリ漬け男の悲痛な叫び。
 そして、ラヴソングじゃない。
 こんにちは、僕はひとりぼっちの怪物…
 そんなこと言われたら放っておけなくなるじゃないか。案外知能犯だ。
 「アイソレーション Hello,my name is monster」 

 5.メルト ダウン ★★★☆☆
 タイトルにときめく(笑)当たり前だが原子力発電所の歌ではない。
 ロレッタが見た夢は。
 滅茶苦茶な懇願とは裏腹の。
 何となく汚くて、何となく綺麗な世界。
「君には青を 生命の理由をあげるよ」 

 6.サッドマシーン ★★★★★
 一番好き。
 俺を殺す君に、救いを求めています。なのに、君は去っていった…
 うーん、これが一番好きって言うと人間性疑われるかも(汗)
 「Sad machine/You're sad machine 俺を救って」 

 7.欲望の翼 ★★★★☆
 もうこれ以上何て言ったら良いのか解らない。
 相変わらず人間不信の引きこもりくんの歌。「俺の世界は悪夢だ」、って…
 でも、ようやくちょっとは前を見るようになったね。
 「笑って ただそれだけで/笑って そう 今日だけは」  

 8.アイリス ★★★☆☆
 足首フェチなんですか?
 悲鳴のような別れの言葉が痛ましい。
「バイバイ スィート アイリス」 

 9.フラジャイル ★★★☆☆
 日本一太陽が似合わない男・木下理樹。
 鮮やかに、残酷に、君に太陽を奪われたからなのか、そうなのか。
 死にきれないふられ男の独白のような。それに、たぶん発狂してる。 
 「思い出すのは もうきっと 戻ることの無い様な」

 10.foolish ★★★★☆
 暗い世界にどっぷり浸かりすぎて、開き直った感がある。
 タイトルが素敵。
 連呼する「ヘーイ ガール」の呼びかけがかわいらしい。
 「ごらん僕が生きたこんな偽りを」

 11.シャーロット ★★★☆☆
 愛と性と死と狂気が同価値の世界。
 シャーロットへの訴えは、それだけに切実だった。
 「次に目覚めたら、誰かを愛せる そんな気がして
  次に目覚めたら、全てが消える そんな気がして」

 12.乾いた花 ★★★★☆
 「死にたい」と容易に口にする人間は、本当は死にたくないのだ。
 誰かに止めてほしくて、誰かに構ってほしくて、そんなことを言うのだ。
 11曲かけて現実を恨み死を渇望した男が、ここへ来てついに本音を吐く。
 「そうさ 今日は 生き残っていたい 生き残っていたいよ 此処で Feel me」

  まとめ。
 アートのこのアルバムから、希望を感じ取れと言われても無理だ。
 溢れてくるのは絶望のみ。
 …その絶望がたまらなく好きだ。
 モノクロームの世界でもがき苦しむ男を眺める。
 それを自分に重ねても良い。
 それを自分に救いを求める存在に置き換えても良い。
 何だ、結局お前の趣味が歪んでるだけじゃないか。
 って話。
 僕はひとりぼっちの怪物で、君はサッドマシーン。
 それでいいじゃないか。
 って話。
 けちょんけちょんに言ってるけど、大好きなんだよ。
 ゆぅがけちょんけちょんに貶すのは、ものすごく憎いかものすごく好きかの
 二択です。

 2006年はアートでがんばってたくさん音源出すぞ、って理樹くんが言ってた。
 うわーい、すごい楽しみ。
 2005年はよく頑張ったと思います。
 おつかれさま。

 
 
 

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