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May 29, 2005

田舎の生活

 イカンなぁ、うん。どうもイカン(´д`)=3
 受験生に挟まれたオチコボレ高3は愚痴っぽくてイカン。

 周りに感化されやすいお年頃なのよ、あまりからかわないでやってちょうだい。
 文系最高峰にまで登りつめてやるかわりに、親から搾り取れるだけ搾り取ってやる。
 それがあなたの美学なら、親孝行だと言うのなら好きにして。
 わたしにどうこう言う権利はないの。
 わたしはね、赤点常連客だし運動神経悪いし要領悪いし人付合いヘタだしドラえもんですけどね。
 受験しない、勉強しないっつってバイトで稼いだ金で遊んでるほどバカじゃないの。
 これだけ言ってまだ、「バイトしてるんだからお金持ってるでしょ」なんていう奴がいたら、
 今度こそ階段から突き飛ばすなり果物ナイフでざっくり行くなりやりかねないからね。

 本日のBGMはミニアルバム『オーロラになれなかった人のために』より“田舎の生活”…

 田舎で、こんな一生を送るのもいいかもしれない。
 学歴も何も要らないのどかな暮らしがしてみたい。
 大好きな人の子供を産んで、家族みんなで畑でも耕しながらのんびり暮すの。
 
 それもこれも夢なんだろうけど。
 わたしが追いかけるものもあの子が追いかける地位も、所詮は夢に過ぎないのかもしれないけど。

 グロッケン?、シロフォン?の音とチェンバロ?の音が気持ちいいイントロで始まるこのオーケストラアルバムの
 中では一番シンプルなアレンジの曲。
 マサムネが書く詞の中では数少ない、現実描写パートがある。
 “夏の魔物”然り“ロビンソン”然り、この手の描写を彼は実に端的かつ美しく表現する。
 微妙な心理を絶妙な比喩・暗喩を用いて表した曲が多いだけに、こういった点はなおさら印象的。
 目の前にあたかもそれが存在するかのような。
 思わずこんな「田舎の生活」に憧れてしまう。
 
 それでも、この生活は「幻」。
 必ず届くと信じていたのに、届くことはなかったんだね。
 
 一番の詞は、どうだろう。
 自然の中で遊ぶ描写かな。子供時代のことをうたっているのかもしれない。
 二番になると生活感にあふれてくる。

    根野菜の泥を洗う君と 縁側に遊ぶ僕らの子供(こ)と
    うつらうつら柔らかな日差し 終ることのない輪廻の上

 一体何年前までの日本人なら、こんな生活に思いを馳せていたんだろう。
 農耕民族日本人が嘗て当然のように過していた世界が「田舎」と称されるようになって、
 その「田舎」に暮す人がどんどん減って、ついにはそこから得られるものまでが失われつつある。
 不便かもしれない。都会で味わえる楽しみもない。
 でもそこには、お金で買える便利さ・おもしろさ以上に大切なものがたくさんある。
 わたしが暮すところはさすがにここまで田舎じゃないけど、名古屋市民のクラスメイトに比べたらうんと田舎だ。
 学校のまわりは田んぼ田んぼ田んぼ。そこでは街中に点在する小さな公園では考えられない遊びばかり。
 都会っ子に囲まれていると、田舎の子であることが何だか誇らしい。
 わたしは恵まれてるのだ、と。
 しかし実際誰もがそう思うのかと言ったらそうでもない。
 やっぱり街の空気が好きな人は街がいいんだろうな。
 慣れてしまった便利な生活を捨てるのって簡単にできることじゃないし。
 それはもうどうしようもないことだよね。

 このうたを聴いていると寂しくて仕方がない。
 「僕」は田舎の生活を捨ててしまったんじゃないか、ってそう思えてくる。
 田舎に生まれて田舎で育って、「君」を好きになったんだけど「僕」はどうしてもネガの街に行きたかった。
 一度はここで「君」と暮していくことも考えたんだけど、どうしてもここを出て行こうとする思いが捨てきれない。
 だから、「さよなら」。
 でも、「いつの日にか君とまた会えたらいいな」。

 ネガって言うと写真のあれだよね。
 白黒反転したふしぎな色の世界。
 それこそが、都会の象徴なのかもしれない。
 見たまま・感じたままに受け取れない、人と人との駆け引きに没頭する日常。
 そしてそんな毎日はこれからもずーっとつづく訳で。
 
 今に消えそうな田舎の生活と存続していくネガの街、わたしはどこで生きていこう。
 少なくとも「田舎の生活も悪くない」、そう思ってます。
 いっそのこと超がつくド田舎にまで行って結婚して、日本の少子化と農業離れに抵抗しながら
 のんびりわいわいやっていくのもいいかもしれない。

 そんなユートピアにも似た世界があるのかは謎だけど。
 何を追いかけたって幻なら、勝手にやらせてもらうだけ。
 あとは野となれ、山となれ(田舎だけに)。

 
 とってもブラックなにおいのまま終わるのもアレなんで・・・
 ゆぅはこの曲を一オクターブ上げて歌う癖があります。
 でも原曲キーでも間に合うんで・・・高音と低音を交互に出せば一人デュエットが出来ます。
 えっへん。


 (この寂しい人はいったい何の自慢をしているのでしょう・・・) 

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