ドイツ・野戦榴弾砲兵 その2
潰れたモールドの彫刻
鯛焼きのように左右の金型で挟んで作るインジェクション成形の場合、どうしても角度のある端っこはキレイに成形できません。そのため写真のようにポケットの端が潰れてしまっています。
これを解決するには、逆テーパーでも型を抜くことができる、レジンキットかホワイトメタルキットしかありません。ただどちらも抜き型の耐久性がインジェクションキットの金型ほど高くないため大量生産には向かないので、非常に高価になってしまいます。
そこでドラゴンはGen2フィギュアではこの腰の周りのパーツを4分割することでポケットのディテールをくっきりと再現することに成功しました。しかしその反面、パーツ数が増え、そのため合わせ目の修正の手間が半端でないほど増えてしまいました。なかなか世の中うまくいきません。
コストと品質のバランスを考えればドラゴンのフィギュアのモールドは大変良くできていると思います。これ以上を望むならば、数倍のコストを覚悟してレジンフィギュアを買うしかありません。
わたしはローコストモデラー(単なる貧乏・・・)ですから、がんばってインジェクションキットをディテールアップすることにします。
ってことで、ホットナイフと彫刻刀、アートナイフを駆使してポケットのモールドを作りました。ホットナイフはいいですね、いままでこの作業にかかった手間が激減します。レジンフィギュア数体分で買えますからね、元はとれます。
隊長さんの右足
片足をあげた隊長さん。ステップには全然届きません。それもそのはず、sFH18のステップの高さに合わせて作られていないのですからね。他の大砲のキットからの流用とは・・・
おまえたちのやっていることはマルッと全部お見通しだ!!
最初は上げた足の角度を変えてなんとかステップに乗せようかとも思いました。でも上着のすそから作り直すことになる上、自分でそのポーズを取ってみたのですが、太ももの真ん中当たりほどの高さの台にわざわざ片足をかけるポーズを取る人はいません。かなり窮屈です。
ってことで、両足とも地面に付けてもらうことにしました。
このキットには流用したときの名残で一人分のパーツがまるまる余っています。5人セットなのに6人入っているのです。その6人目のB氏の足を頂くことにしました。ところが両足とも換えると、どうもポーズが不自然になってしまいました。そこで右足だけを交換です。
足首の角度が微妙におかしいので自立できませんが、ヴィネットにするときは地面に貼り付けますから大丈夫でしょう。
薬莢を運ぶ兵士
こちらは4人目の兵士。薬莢係です。腕を付け替えれば方の上下の向き(たぶん)を変えるハンドルを回す兵士に作り替えることが出来ますが、私はデフォルトの薬莢係にしました。
しかしsFH18の薬莢はかなりずんぐりと短いのですが、腕の間隔は薬莢の長さの1.5倍ほどあります。全然持たすことができません。やれやれ・・・と思いながら次は腕の角度を変えます。
少々削ったぐらいではだめで、不自然にならないように、腕側も胴体側も削ります。そして大きく空いた背中の隙間にはエポキシパテを埋めておきました。
(全作品完成まで あと39)
Posted by 根生 on March 31, 2008 in プラモデル | Permalink












Comments
疑問は解けたが、問題は解決していない、という指揮官の足、
解決したようですね。
そういう流用のために、余分にパーツが入っているということなのでしょうか。
ドラゴンらいしと言えば、らしい。
Posted by: Yak-3 | 03/31/2008 at 18:57
Yak-3さん、こんにちは。
え~、そうなんですか。ドラゴンってそんな会社とは・・・。なるほど!!
もともとちゃんと合わないことを承知で製品化する代わりに、だまって余分の手足を入れておくから自分でなんとかしなさいって・・・
妙に納得できます(爆)。
Posted by: 根生 | 03/31/2008 at 22:52