エアブラシ
子供のころのあこがれ
私がプラモを再開したのが3年ほど前。その間のブランクは30年近く。その間に一番変化したのはスライド金型でもなければエッチングパーツでもありません。そうです、私の財力です。けっして今がお金持ちというわけではなく(笑)、ただ当時は月収(お小遣い)2000円の子供だったと言うことです。
キットを買って、塗料を買うとそれでいっぱいいっぱい、缶スプレーなんて滅多に買えません、エアブラシも缶をつなぐタイプのものがあったのですが、それすら贅沢品です。
そんなわけで、プラモに出戻るときに筆やニッパなどを揃えた後で、真っ先に買ったのがエアブラシのセットでした。貧乏性ですからプラモの大人買いは未だにできませんが、これだけは買ってしまいました。
これは使えますよ。プラモの価格がずいぶんと高価になり、アフターパーツも入れると、1作品完成させるのに1万円近くかかることも珍しくない最近では、エアブラシはそんなに高価な物では無いのではないでしょうか。
エアブラシで無ければできないような表現もあるかと思うのですが、なんたって一番の効果は省力化です。戦車一輛を塗るのに必要な時間が劇的に短縮できるのです。ハンドピースを洗ったりする時間を入れても、総作業時間は比較になりません。私がエアブラシを使う理由はなんたってコレです。
コンプレッサー
エアブラシは大きく分けると、圧縮空気を作る部分と塗料を空気で吹き出す部分からなります。圧縮空気はボンベの缶でも良いのですが、やはりランニングコストを考えるとコンプレッサーが一番です。
私が使っているのは WAVE の 217 というモデルです。そんなに高級なタイプではないのですが、圧力は2.6kgまで出せますし、吐出量は毎分17Lもあります。そんなハイパワーに惹かれて買いました。(実はバーゲンで半額だったというのが本当の理由です。)
コンプレッサーにパワーがあると、塗料の濃度の許容範囲が広がります。これは水性アクリルを吹くときは重宝します。結構濃いめでも吹けるんですよね。力ずくです。
ただし大きな欠点がありまして、かなりうるさいのです。私の作業環境は騒音に対してまるで平気なため、深夜でもボボボボボってやっていますが、一般的にはあまりお奨めできませんね。本当にうるさいです。
ハンドピース
これはハンドピースです。塗料を吹き出す部分ですよね。 ハンドピースはエアと塗料の量を独立してコントロールできるダブルアクションと一緒にコントロールするシングルアクションがあります。ダブルアクションの方が高価ですが、細かい模様を吹き分けようと思うとダブルアクションが必要になります。
一番左の大きな黒いハンドピースはタミヤの『スプレーワーク ベーシックエアブラシ』です。非常に安価でたしか5000円もしなかったと思います。シングルアクションですからあまり細かな作業には向きませんが、トリガー式ですから扱いが楽ちんです。
また、大きなカップが取り付けられるので、大量に塗るときに使えます。ドーラ列車砲に最適ですね。わたしはこれで甥っ子のバイク(1/1です)を塗装しました。
次はクレオスの『プロコンBOY WA プラチナ』です。ノズル径0.3mmのダブルアクションです。エアー量調整ねじも付いて便利に使っています。でもウレタンクリアを吹いたらトリガーの動きが渋くなってしまいました(涙)。
次はウエーブの『スーパー エアブラシ アドバンス』です。上と同じ0.3mmのダブルアクションです。どうして同じような物を2本も持っているかというと、コンプレッサーに付属していたというだけです。実はコンプレッサーとセットで、コンプレッサー単体価格よりもさらに安く買えたので、これはオマケみたいなものです。
最後はアネスト岩田の『HP-BH』です。こちらは0.2mmのダブルアクションです。少々高価だったのですが、オリオンの仲田師匠にお会いしたときに師匠とモケモケ常連のとこやさんが絶賛していたので購入を決めました。迷彩塗装とかに使っています。
実はもう一本持っています。カップがハンドピースの横に取り付けるタイプです。しかしこちらは洗浄があまりに大変なので、今は使っていません。皆さんもこれから買われるなら、カップが本体にくっついているタイプがお奨めです。
その他
コンプレッサーは空気を圧縮しますので、空気中に湿気が多いとエアホースの中に水がたまります。これが時々ハンドピースの先から飛び出してくると・・・ああ、考えただけでも恐ろしい!!
そんなわけでエアブラシ塗装には湿気は禁物なのですが、6月だってプラモを作らなければいけません。そこで部屋にエアコンを入れるだけでなく、ハンドピースにクレオスの『ドレン&ダストキャッチャー』というのを付けています。お水と埃がハンドピースに入るのを防いでくれます。
これからも道具のコーナーを時々アップしていきたいと思います。ベテランの方にはなんだコリャって感じでしょうが、私もネットのお世話になりながらプラモを憶えました。これからプラモを本格的に始めたいと思っている人たちの役に少しでも立てればって思っています。間違ったことを書いていたらぜひツッコンでくださいね。
Posted by 根生 on February 28, 2008 in プラモデル, 道具 | Permalink












Comments
Neoさんこんばんは。燻です。
ふおお!? 私のブログにリンクして頂いたようで、恐悦至極です!
更新頻度が遅い上に、専門分野である1/35鉄ちゃん系モデルが
まだ未着手というグダグダなブログですが、どうか見捨てずによろしく
お願い致します…
私のブログからも、こちらにリンクさせて頂いてもよろしいでしょうか?
エアブラシですが、私も大学生になってバイトで溜めたお金を使い、
ようやく購入できました。コレがあるのとないのとでは、本当に作品の出来が
左右されますね。
ちなみに私はカップを分離できるタイプのものを使っています。一体化の
タイプは使ったことがないのですが…最近、そちらも買ってみようかと
画策中です。
Posted by: 燻 | 02/28/2008 at 18:55
根生さん、燻さんこんばんは
エアブラシ、私は高校生の頃に皿洗いのアルバイトを二ヶ月程して今は無き(あるのか?)オリンポス製品を購入しました。当時模型店(おもちゃ屋)等では本格的なものが入手できずに名古屋は栄の画材道具店でほぼ定価!!で買った覚えがあります。10キロ近いコンプレッサーを電車で持ち帰りました。20年近く使用していますが「メンテフリー」と言うだけあって無故障なのはありがたいですが「低騒音」などは全くの無視ですので夜は使えません(笑)家中に振動が伝わります!ハンドピースはクレオスの物を最近購入しましたが一本であれやこれや吹きまくっていますよ。
Posted by: ホワイトタイガー | 02/28/2008 at 22:08
燻さん、ホワイトタイガーさん、こんにちは。
エアブラシは昔は特別な人が使う道具って感じだったですよね。プラモに出戻った時に、わりと簡単に手に入れられる価格と知ってすごくうれしかったのを思い出します。でもいくら安くなったとはいえ、学生さんにはつらい金額ですよね。でも、最初は安物でもいいと思うんですよ。有ると無いとでは雲泥の差ですからね。キットを3つ4つ我慢しても買う価値があると私は思います。
Posted by: 根生 | 02/28/2008 at 22:32
サイドカップのトリガー式×1 ダブルアクションの上カップ×2と吸い上げ式×1を持っていますが、やはり上カップ式が使いやすいですね。
カップ型式では上カップを一番多く使い、次にサイドカップ式ですね。
これはトリガー式、口径が0.35mmと微妙な物で、基本色などの大面積塗装に重宝していますが、確かに掃除は面倒です。
吸い上げ式は塗装色の交換に便利かと思い購入しましたが、交換前の掃除は必要ですので思った程使っていません。
操作型式はダブルアクションが使いやすいと思いますが、トリガー式も良い点があります。それは塗料飛沫が飛び難い点です。
私が一番初めに使ったのは上カップのダブルアクションですが、塗装の始めによく飛沫が飛び、隣の塗料を汚し、悩んでいました。ニードルが変形したかと思い、二ードルを交換しましたが変わりありませんでした。
皆さんは理由がお分かりと思いますが、私はHOW TO本を見ても分からず、困っていましたが、こちらの「TRの秘密 その2」を見て分かる事が出来ました。
http://www.protoolshop.net/airbrush_tec/himitsu.htm
それからは意識してボタンを戻すようにしていますが、長時間になるとどうしても緩み勝ちになりますので、そのような時には親指で操作しています。
>ウレタンクリアを吹いたらトリガーの動きが渋くなってしまいました
ニードルとパッキンの間に塗料が入っているかも知れません。
テールキャップを外し、ニードル止めネジを持って前後させるか、ニードルを抜いて掃除してみて下さい。
ちなみにアネスト岩田のハンドピースのテールキャップの一部が切り欠かれ、ニードル止めネジが見えますが、このような時にニードルを前後させて詰まりを取るものだそうです。
Posted by: tomboy07 | 02/29/2008 at 00:37
tomboy07さん、こんにちは。情報ありがとうございます。
私のハンドピースのボタンが渋くなっているのは、塗料(手前に引く操作)ではなく、エア(下に押し下げる操作)の方でして、おかげでエアが止まるのはワンテンポもツーテンポも遅れます。そのため意識しなくてもハンドピース内に塗料は残りません♪って喜んでる場合じゃないでしょ。
それはともかく、tomboy07さんに教えていただいたリンクから、ハンドピースの事がすこしまた判りました。なるほどそうなんですね。これからは意識して塗料を戻してから、エアを戻すようにします。調子の良いはずの他のハンドピースでは必須の作業になりますからね。
それにしても次はトリガー式が欲しくなりますね。トリガー式の方が引きしろが大きいため微調節が可能というとですからね。
Posted by: 根生 | 02/29/2008 at 10:34
最近、エアブラシが欲しいなぁと思っています。
全く知識が無いので、説明を読んでもよく分かりません。 ^^;
適当に安めの物を買うと失敗しますか?
Posted by: BitsYama | 02/29/2008 at 10:43
BitsYamaさん、こんにちは。
私は最初はタミヤの一番安い奴を買いました。音もうるさく、パワーもないのですが、私の作品の半分以上はこれで塗られた物です。安物でもすぐに壊れる安物は良くないのでしょうが、そこはタミヤ品質です。未だに何の不調もなく大きな音を立てて元気に動いています。
さて、上記のように低価格の物でも十分実用になるのですが、たしかに冬季迷彩の剥げやウエザリングをエアブラシで吹こうと思うと確かに細吹きができる物が欲しくなります。そんないきさつで、私は0.3mmのダブルアクションのハンドピースを買い、その後0.2mmのアネスト岩田も買ってしまいました。
エアブラシは後からグレードアップができますから、最初から高価な物を買う必要は無いかも知れません。ただし、環境によっては音の大きなコンプレッサーは問題になることがありますから注意してください。それと、ハンドピースもカップ一体型をお奨めします。掃除が楽なタイプを選んでおかないと、ツールクリーナーを大量に消費しますし、掃除が面倒で使うのがおっくうになりかねませんからね。
エアブラシはキレイに仕上げるだけでなく、さまざまな表現が筆よりも簡単(比較的ですが)にできます。またその塗装スピードは圧倒的です。是非ご購入されることをお勧めします。
Posted by: 根生 | 02/29/2008 at 11:06
BitsYama さんこんにちは
私ごときがエアブラシについてあれこれ言えるレベルではないのですが、仕事上精密機具(建設用ですが)を使う者としての観点から申し上げると①安かろう悪かろうは当たり前!内部パーツの精度が違います!②出来れば国産品!(消耗パーツの補給が楽) 等の点を踏まえて購入計画を立てた方がよろしいかな?と思います。特に①に関しては値段の差がそのまま品質に反映されますので「安いからと言って適当に買う」と後々の出費がかさむ恐れがあります。オークション等で出ている3千円位のハンドピースはまさにそれに当てはまります。②に関しては「国産品」と歌っている商品もありますが、「内蔵パーツが国外製」それを国内で組み立てている事が多いのでお気をつけ下さいね。やはり、ここは「タミヤ」「クレオス」辺りの商品がお勧めでしょうか?後はネット等で買わずに「お店で店員さんに聞きながら(相談しながら)」購入するのも良いと思いますよ。
Posted by: ホワイトタイガー | 02/29/2008 at 12:02
根生 さん、ホワイトタイガーさんありがとうございます。
了解です。買うとしたら良い品質の物を買うと思います。
エアブラシを買う前には、また相談させてもらいますね。
まぁ質問する前には、ネットで勉強しておきます。
Posted by: BitsYama | 03/01/2008 at 00:09
根生さん
こんばんは。
失礼しました。渋くなっているのはエアボタンの戻りですね。
どうもクレオスはパッキンの性能が今一のようで、分解掃除して分かったのですが、私のプラチナは押しボタンまで色材が漏れてきます。ピストンまでは回っていませんのでエアボタンの動きに支障はありませんが、根生さんの場合、多分ピストンに色材が着いてしまったと思います。
これは取説4の「ニードルやボタンの動きがにぶい。」に当たり、対策として「ピストンパッキング部に、機械油を一滴塗布する。」とあります。
直接塗布するにはエアバルブを外さなければなりません。但し、エアバルブを外すには特殊工具が必要ですのでちょっと大変です。
エアボタンを外すとピストンの頭が見えますので、油を注してピストンを上下させればりパッキンに油が廻るようですが、やった事がないので自信がありません。
Posted by: tomboy07 | 03/01/2008 at 20:22
tomboy07さん、こんにちは。
情報ありがとうございます。エアのピストンのあるあたりにCRCを吹き付けてやりましたら、スムーズに動くようになりました。その後溶剤を少し吹いて、臭いが取りましたけどね。
これでハンドピースも元通りです。その代わり自分で塗料を止めてからエアを止めるように注意しなければいけませんね。
Posted by: 根生 | 03/02/2008 at 20:37
Neoさん、お疲れ様です。
WAVE の 217をお使いなのですね。
私も使用しています。作業環境に対しては音は気にならないので、
良いのですが、定格時間が15分というのは短かすぎませんか。
音が気になる方でしたら、タミヤのレボが良いでしょうね。
ハンドピースは、WAVEのスーパーウアブラシJrです。
カップ底が広くて掃除し易すく、価格もリーズナルブルで、性能も良いです。
エアテックスのXP-725と同じと思います。
作業療法士の方が、趣味でエアブラシのアートをされていて、
色々持っておられるので、試しに使用させて頂きましたが、
やはり、トリガータイプは楽ですね。
ただ、クレオスのタイプはハンドグリップが無いので、若干握りにくいです。
タミヤの方が握りやすいですね。
外国産のハンザ+エボリューション等は、パッキンが軟いので、
ラッカー塗料を噴いたら、すぐ駄目になるそうです。
彼女(作業療法士の方)のご主人の意見より。
では、製作頑張って下さい。参考にさせて頂いております。
Posted by: カンプグルッペ | 07/02/2009 at 19:55
カンプグルッペさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
217の定格時間って15分なんですか。し、知らなかった…
どうりですぐに熱っちっちになるはずです。平気で30分くらい連続運転していました(汗)
でも、結構それでも行けてますよ(+_+)\バキッ!
それよりも空気圧の調節がやりにくいのがチョット困っています。レギュレーターを良いのに換えようかとと思っています。
Posted by: 根生 | 07/02/2009 at 23:12
Neoさん、お疲れ様です。
>それよりも空気圧の調節が
>やりにくいのがチョット困っています。
画像を見る限り、エアレギュレーターは
デフォルト(工場出荷状態)で使用されているようですが。
メーターの下部の透明アクリルケースの下のネジを緩めると
調整可能ですが、お持ちのハンドピースには、全て
エアマチックシステム搭載なので、圧をコンプレッサー側で
絞る必要は無いと思うのですが・・・。
>レギュレーターを良いのに換えようかとと思っています。
クレオスのMr.エアレギュレーター(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)は、
使用出来ませんので、要注意です。あくまでクレオス-L5用ですから。
WAVE_217の最大圧力は0.26Mpa、通常でも0.2Mpaぐらいあるので、
クレオスのMr.エアレギュレーターを噛ますと、故障します。
やるとしたら、WAVE-エアレギュレーターHGと交換したら良いかと。
WAVEの営業部の中村様にお聞きになられたら良いと思います。
では。
Posted by: カンプグルッペ | 07/03/2009 at 19:37