Unvollständig(未完成) その3
地面(?)の塗装
このヴィネットの舞台装置にあたる工場を塗装します。床はコンクリートの打ちっ放し。柱は鉄骨でサビサビです。ほぼ無彩色のグレーばかりになるのですが、パンターが真っ赤ですから良い対比になるかも。
柱はジャーマングレーで塗装し、ペトロールで溶いた油彩のローアンバーでウオッシングしました。トラス構造のため内側を塗装するのが大変でした。基本塗装のジャーマングレーまではエアブラシでなんとかですが、ウオッシングは長いふでを使ってウオッシング塗料を塗ります。しかしトラスの内側は拭き取りはできません。棒の先に綿棒を付けて・・・なんて思いましたが、そこまでしなくてもOKそうだったので止めました。
床はコンクリートです。コンクリートは明るいグレーと相場が決まっていますが(ホントカ?)、古いコンクリートはデッキタンのようなベージュ色になるそうです。そこで普通のライトグレーよりもベージュに少し振ったミディアムグレーXF20を使って塗装し、その上からわざとまだらになるように、ヘンプを軽くエアブラシしました。
柱のウエザリング
ウオッシングの後ドライブラシを軽くかけ、ボルトの頭や鋼材のエッジを際だたせます。そしてサビサビを表現するために、ハルレッドをちぎったスポンジに付けて、ポンポンとスタンプしていきます。さらに強くさびを付けたい場所はチッピングの要領でハルレッドをチョンチョンと置いていきました。
最後にMIGピグメントのライトラスト(明るい錆色)を細筆でこすりつけて浮いたサビを表現します。コンクリートの台座は、ウオッシングが乾いたら、セピアのパステルを粉にしてすりつけてあります。すすけた感じがいいですね。
床のウエザリング
ただグレー一色の床ではなんの表情もないので、いろいろと細工をします。 床に出来た水のシミや油のシミを描きます。水のシミはウオッシング用の塗料(油彩のローアンバー)をさらに薄く溶いて筆でシミをつくります。油のシミはエナメルのセミグロスブラックXF-18をこちらも強烈に薄く溶いてシミを作ります。そのとき塗料の濃さを様々に変化させ、できたてのシミ(塗料を濃く)、時間が経ったシミ(塗料を薄く)と描き分けました。
コンクリートのひび割れはを筆で描き入れました。また大きなコンクリートの床ですから、つなぎ目(そんなものあるのか?)を作り、そこにシミを付けておきました。滑走路かなにかの作例で広いコンクリートがパネルのように分かれていたのを見たことがあるのでこうしてみましたが、工場の床がこうなっているのかどうかは???です。でも単調なただの1枚のプラ板がなんとなく変化のある床になりました。
(全作品完成まで あと19)
Posted by 根生 on September 24, 2007 in プラモデル | Permalink












Comments
根生さんこんにちは!
相変わらず迅速さ!シャア並ですね!因みにコンクリートを床面に流して施工する場合、理論的にはどんな広い面積でもつながずに一面で施工は出来ますが、広い面積にコンクリートを打つ場合は何メートルか置きに「目地切り」(メジキリ)をして、あえてコンクリート同士を離して施工します。主な理由はひび割れを防ぐのが目的です。ただ隙間を作る場合と、その隙間にゴム系のジョイントを流したりと色々ありますよ。恐らく工場の様な広い場所だと何メートル置きに目地切りはしてあったと思います。
Posted by: ホワイトタイガー | 09/24/2007 at 12:22
根生さんこんにちは~
はやい!はやいよ~!!あれよあれよと複雑な構造の鉄骨も塗装も含めて凄くリアルに作成されてて!
コンクリートの質感も染み等凄くリアルですし!!またまた実物を見るのが楽しみです~!!
Posted by: とこや | 09/24/2007 at 14:17
ホワイトタイガーさん、とこやさん、こんにちは。
お~、やっぱり広い面のコンクリートは分割されているのですか。隙間にゴムジョイントを入れるというのはやっぱり熱膨張対策でしょうかね。そういえばそんな床を見たことがあるような気がします。ダイオラマ(ヴィネット)作りは本当に幅広い教養が必要ですね。まさに大人の遊びですね。
Posted by: 根生 | 09/25/2007 at 09:33
初めまして、中年モデラーのクマ次郎と申します。
貴殿の作品を何時も楽しみし、参考(盗作?)にさせてもらっています。
こんかいのジオラマベース作成は参考になりました。
自分は、ジオラマベースは既製品が販売されており、ベースを自作するなんて
つい、最近まで思っていなかったので、作成過程を拝読させてもらうことは勉
強になります。
家が狭いので、今まではキットだけ作っていましたが、最近、新居を購入(ローン)し
書斎を持てる身分になり、念願のジオラマを手がけようと考えてたとこです。
コンクリートの話しですが、仕事柄、色々なメーカーの工場へ行くことが多く、そこで
見たコンクリートの床は、機械油が浸み込み黒々とています。鮮やかなセメント色の
グレーの工場はありません。
少し、オイル跡(オレンジ・クリア)や廃油(エナメル黒)を床面に、点々とにじませては
如何でしょうか?
Posted by: クマ次郎 | 09/25/2007 at 17:34
クマ次郎さんこんちちは。コメントありがとうございます。
なるほど、本物の工場の床はもっともっと油のシミが多いのですね。私は職業柄あまり工場とかを見たことがないのですが、イメージをつかむためにも今度一度本物の工場を見てみたいと思います。鉄工所とかが近くにあれば少し見学させてもらえると助かりますよね。超近代的な大メーカーの工場では少しイメージが違うかもしれませんしね。現物の工場を見ないままに想像だけで汚すととんでもないことをしでかしそうなのと、10月にはモケモケに出展しなければいけないので、今回はこれで出します。床の汚れですから戻ってきてからでも追加できますからね。実は戦車は置いてあるだけです。
Posted by: 根生 | 09/25/2007 at 21:41