パンターF型 Op.95 完成
油シミと埃
機械物である戦車は油のシミが至るところにあったと思います。また土埃や砂埃なども過酷な環境下ではそこら中に積もっていたはずです。しかし、これまでの作品では泥汚れに汚しの主体が置かれ、これらはあまり付けて来ませんでした。だって、泥汚れの方が簡単ですからね。
しかし今回は泥汚れがまったく付かない状況なので、車体に表情を付けるためにはどうしても油シミと埃が中心になってきます。様々な作例を見ても明らかです。これはやるしかありません。
油シミは水で溶いたMIGピグメントのブラック・スモークを使いました。失敗しても拭き取れるからです。これをかなり薄めに溶いて、筆で描いていきました。かなり薄くしたつもりですが、乾いてみると結構濃くなりました。
そういえば、砲塔にチョークの落書きを増やしました。迷彩塗装の下書きです。終戦間近に連合軍に押収されたパンターF型も砲塔には迷彩塗装がされていたそうです。そこで今回は迷彩塗装の下書きを入れ、色指定の文字も書いてみました。
埃はエアブラシでヘンプをフワフワと吹き付けて表現しました。ただしこれは上に積もった埃でして、隙間にたまった埃はエアブラシでは無理です。そこで隙間にはMIGピグメントのインダストリアル・シティ・ダストをこすりつけ、余分をエアブラシの空吹かしで吹き飛ばしました。実は最初にヘンプを使ったのも色がこのインダストリアル・シティ・ダストに似ているからなのです。
仕上げ、そして完成!
いよいよこれで完成です。しかし油シミもチョークの落書きも水性ですから、水をかぶると流れてしまいます。そこで仕上げにスーパークリアのつや消しを上からコートします。これで埃も落書きも油シミも取れなくなりました。やれやれ・・・
雑誌の作例で製造途中の戦車の作例を見てから(マスターモデラーズvol.41 VK4502(P))、いつかはこんな塗装をやってみたいと思っていたのですが、ここで実現しました。実在しなかった計画車輌(製造途中車輌)を塗装するのにぴったりじゃないかと思いませんか?
その他の写真がプラモ・ギャラリーにあります。良かったら覗いてみてください。
さあ、フィギュアとベースを作るぞ!
(全作品完成まで あと20)
Posted by 根生 on September 10, 2007 in プラモデル | Permalink












Comments
根生さんこんばんは!
車体完成お疲れ様です!やはりこのオキサイド色は良いですね~。この「放置された感」が何とも哀愁を漂わせていますね~!うちの38もオキサイドベースの迷彩にしようかなあ?このままベース&兵隊さんに移られる様ですが、どんな味付けになるかが楽しみです。薄暗い工場内?又は工場裏?何だかそんな雰囲気の似合うパンターですよね~。
Posted by: ホワイトタイガー | 09/10/2007 at 23:29
根生さん今晩は~
むちゃくちゃイイ雰囲気醸し出してますね~
ホワイトタイガーさんに右へ倣えで、どんな情景になるか楽しみです!
それにしてもこの車高の低いF型カッチョええ~~
Posted by: とこや | 09/11/2007 at 00:46
ホワイトタイガーさん、とこやさん、こんにちは。
新品なのに薄汚れている、そんな雰囲気の表現は難しいですね。パンターF型は放置されてからまだ日にちが経っていないので、どの程度ボロくするのか少々迷いました。埃に粒子感が出せなかったのがチョット気になりますが、今のところの私の技術ではここまでです。
次の落書きフェルディナンドは同じオキサイドレッドでもピカピカの新品です。なんたってロールアウトしたばかりですからね。これも作るのが楽しみです。でも、いつになることやら・・・
Posted by: 根生 | 09/11/2007 at 08:49