イギリス・ブレンガンキャリヤー Op.86

第二次世界大戦で、イギリス軍は小型のキャタピラ付き汎用車両を大量に使いました。もともと恐慌による財政難から開発された小型車両だったのですが、その軽快な運動性能と使い勝手の良さでイギリス兵の足となったのです。
タミヤからはもともと北アフリカ仕様で発売されていたのですが、その後グリーンのヨーロッパ戦線のタイプが発売になりました。おかげでフィギュアはヨーロッパ戦線、アフリカ戦線の両方が入っています。
さて、このブレンガンキャリヤーの箱絵をよく眺めていると大変なことに気がつきます。この写真の上は説明書に記載されている完成品の写真で、下が箱絵のイラストです。
なんと履帯の細かさがまるで違います。箱絵のイラストの履帯はこれでもかといわんばかりの細かさです。実際にネットで実車の写真を調べてみると実にピッチの細かい履帯です。どんな事情があるのかわかりませんが、タミヤさん、これは良くありませんね。もしかしたら軟質プラの履帯ではこの細かいピッチは再現できないのでしょうか?
実はそんなわけで、履帯はモデルカステンの組み立て式履帯を用意しました。と言うか、モケモケさんでセットで販売されていたのです。『も~、無理矢理カステンを買わすとは店長も商売上手!』と思ったのですが、事情を聞いて納得。これは必須です。
数えなければわからないほどの違いなら許せるのですが、ここまでコマ数が違ってはちょいと困りものです。だって戦車の転輪の数なら1個でも違ったらいやでしょ。履帯だってそうです。10コマや20コマ程度ならまだしも、おそらく100コマ近く違ってきているはずです。なんたって、カステンは片側200コマで400コマも入っているのですからね。これを作るかと思うとゾッとします。
履帯のコマのサイズがこれだけ違うと、当然機動輪の歯の数も違って当然です。カステンの履帯にはちゃんとホワイトメタル製の機動輪が入っています。
歯の数はタミヤのキットに入っている機動輪が18個、カステンのホワイトメタル製が36個とちょうど倍です。うっひゃ~ですよね。
履帯の工作はしばらく置いておいて、さっそく制作に入りました。組み立てやすいタミヤのキットということで、サクサクっと一気に車体を組み立てました。
箱絵を見てみると車体の装甲板の上にある棒は、どうやらパイプの様です。実車の写真を見てもパイプであることが確認できました。そこで、0.6mmのミニドリルをハンドリューターに付けて穴を開けておきました。切り取って真鍮のパイプに換えればさらに良いのでしょうが、そこまではちょっとね。
(全作品完成まで あと9)
Posted by 根生 on April 10, 2007 in プラモデル | Permalink















Comments
わわーい、またイギリス車輌だ~!
英軍車輌もぜひ、たびたび作ってください。
タミヤのブレンガンキャリアは履帯が不正確、とは聞いていましたが、
ここまでとは…
カステンの駆動輪とならべてもらって、なおさら驚きました。
しかし、よく箱絵のイラストと写真に気づきましたね。
まあ、ブレンガンキャリアは小さい車輌ですから、ある程度は仕方ないにしても、
1/48のブレンガンキャリアのキャタピラにも、賛否両論いろいろあったようですね。
こないだ東京で、1/48の一体成形キャタピラを、
ちゃんと車輪と履帯で作り直す、という改造キットを売ってました。
Posted by: Yak-3 | 04/10/2007 at 21:44
Yak-3さん、こんにちは。
今年3作目の英軍車両です。
ホントのことを言うと、ブレンガンキャリヤの履帯は自分で気づいたのではなく、モケモケさんに教えてもらったのです。これだけ違うと足回りの印象は相当に違ってきますよね。あの強烈に細かい履帯がこの車両の小さくてガチャガチャした(?)イメージを作っていると私は感じるのですけど。
1/48のブレンガンキャリヤの足回りはロコ組の一体成形ですね。これを正確なピッチの履帯で成形することはできなかったんでしょうかね。タミヤの技術ならできそうな気がするのですけどね。
Posted by: 根生 | 04/11/2007 at 07:06