ビアンチ モデル1907 Op.58

もっぱらAFV、それも第二次世界大戦、しかもヨーロッパ・アフリカ戦線専門でやってきた私ですが、今回はちょいと趣向を変えてみました。写真を見てもらっても分かるように、変形し黒ずんだキッタナイ箱のこのキットはバンダイの1/16のクラシックカーのプラモです。
ビアンチというメーカーが作ったお金持ちの人用の高級車で(当時は自動車は全部高級車ですよね)、1907年型ということです。5000ccの排気量のエンジンは当時としては高出力の25馬力を誇り、時速は90kmも出たそうです。
現在では BIANCHI といえば自転車で有名ですよね。チェレステグリーンという水色と緑色の中間のキレイな色で塗られた自転車です。もちろん全部がこの色というわけじゃないのですが、BIANCHI といえばチェレステグリーンでしょ、やっぱり。ちなみに自転車業界ではビアンチではなく、ビアンキと発音します。そのため私は最初同じメーカーだとは気が付きませんでした。ビアンキは20世紀初頭にはすでにロードレーサー(自転車)を作っていたので、この車が作られた当時にはすでに自転車のメーカーでもあったのですね。
キットは大変ユニークで、ギミック満載です。エンジンの中に仕込んだモーターで、走行するだけでなく、冷却用のファンは回り、吸排気バルブも動作するのです。さらにハンドルを切れば前輪の向きが変わり、板バネを貼り合わせて作るサスペンションも全部可動します。さらにさらに、扉は開閉式。そして極めつけはエンジンを回しただけでは走行せずに、ギアを入れると走り出す仕組み(クラッチ)が付いています。なんてことでしょう。
本当に書かれているとおりに動くかどうかは怪しい物ですが、それでもおもしろそうですよね。出来る限りの事をしてなんとか動くように努力してみたいと思います。ただ心配なのはかなり古いキットなのでパーツが劣化していたり変形していたりしないかと思うのです。ランナーの中にはひん曲がった物もあります。どうなりますことやら・・・
初の自動車プラモがこんな妙な物からスタートしてしまったのですが、基本的には同じじゃないかと理解しています。説明書の順序に従うと最初はエンジンからです。
自動車のプラモを作る方は最初にパーツを塗ってしまってから組み立てることが多いようです。ガンダムなんかもそうですよね。私はAFVモデラーですから、塗装は組立が完了してからです。そうは言っても、AFVでもインテリアなどは塗りながら組み立てるのでこのあたりは自動車と同じです。それでも説明書を先読みして接着できるだけは接着してしまってから塗装します。
エンジンには RA-140 というモーターを組み込みます。モーターはキットに付属していたので助かりました。モーターライズのプラモが少なくなった現在ではひょっとしたら玩具屋さんにおいてないかも知れないからです。エンジンの中に組み込まれるギアにグリスを塗るのでエンジンの表面が油で汚れてしまいました。塗装の前にエナメル溶剤でキレイに拭き取っておきました。
エンジンの塗装はクレオスのメタルカラーのアイアンです。すぐに乾燥するので、リューターに付けたナイロンブラシでこすって金属光沢を出します。塗装を筆で塗らずにエアブラシを使えばもっとキレイになりそうですが、塗料の臭さと乾燥の早さ、浸透製の良さからくるハンドピースへのダメージを考えると躊躇してしまいます。結局ムラを承知で筆塗りです。
金属光沢は出るのですが、なんだかブリキの板で作ったみたいです。エンジンは鋳物ですからちょっと雰囲気が違いますよね。でもそれなら表面に鋳造肌を付けてもいいかもしれませんね。いまさらできませんけど・・・
(全作品完成まで あと10)
Posted by 根生 on July 18, 2006 in プラモデル | Permalink
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Comments
すみません、私は車でもなんでもビアンキと読むものだと思ってました…
しかし、すごいギミックつきなんですね。昔のプラモにはよくあったようですが、それにしてもクラッチまでついているとは。
Posted by: Yak-3 | 07/18/2006 at 20:16
yak-3さんこんにちは。
車でも自転車でもビアンキでOKだと思います。ただ、このキットが発売された当時はまだ読み方がはっきりしておらず(かな?)ビアンチと表現されたんじゃないでしょうか。タイガー戦車も今ではディガーですからね。
ただ、私はキットの名称はメーカーさんに敬意を表して、そのまま使っています。それであえてビアンチと表現しています。
また、英語表記のメーカーの場合は最近の流行に合わせるようにしています。
そのため、前述のティガー戦車の場合、タミヤ製ならばタイガー、ドラゴン製ならばティガーと書いています。
クラッチは本物の車のクラッチではなく、空転しているギアをシフトレバーで接続するものです。このレバーが細くて折れそうで恐いです。これだけ金属部品をふんだんに使っているのですから、この部品も金属にして欲しかったなって思います。
Posted by: 根生 | 07/19/2006 at 09:21