88mm砲FLAK36 その10
やってみました、人形の塗装。アーマーモデリングのDVDを大いに参考にしました。目からうろこがポロポロ状態です。なかなかカッコよく出来ていると思いません?私としては大進歩です。産業革命以来、じゃなくって、初めてドライブラシをしたとき以来の大進歩です。
アーマーモデリングのDVDには6人の名人の方々がそれぞれ異なる塗料、異なる技法で人形を塗っておられました。どれもすばらしい出来でただただ感心するばかりです。私は土井さん式のエナメルによる方法を選択したのですが、理由は手持ちの塗料だけでできるというところからです。油絵の具やバレホとか言うアクリル塗料を手に入れるのが大変だからです。絶対に近所じゃ売ってません。
今までも何度か人形の顔に影やらハイライトやらを入れようとたくらんだことがあります。そのたびに真っ黒になったりして思うように行かずに、いつもどうやるのか不思議に思っていました。本で読んだりネットで見たりしたのは、色を塗ってからブレンディングするとかなのですが、上手くいかなかったのです。
鍵はアクリル塗料で下塗りすることにありました。そしてさらにその上に下塗りと同じ色をエナメルで塗るのです。わたしはこの下塗りと同じ色をエナメルで塗るのをしていませんでした。よく考えればあたりまえなのですが、下塗りの肌色とシャドウ部のこげ茶(こちらはエナメルで塗ってある)をブレンディングしようとしても無理な相談ですよね。今回は下塗りの上に塗った中塗りのエナメルの肌色と見事にブレンディングしました。
もうひとつの鍵は塗料の濃さです。通常の塗料よりも薄めて使います。どれほど薄いかと言うと、私の場合はこの写真くらいです。これは色を確かめるためと、筆の調子を整えるために白い紙に塗ってから作業をしたときのものなのですが、かなり薄めて塗っていることがわかると思います。中塗りの肌色の下に、アクリルの下塗り(私は肌色だけはラッカーです)をするのはこのためです。仕上げ用の塗料はみな薄いので下のプラスチックの色が透けてしまうからです。
次に体を塗ってみました。下塗りはアクリルの白です。その上から中塗りにエナメルの白に近いベージュを塗ります。中塗りを白で塗ってしまうとハイライトが入れられないので、すこしバフを混ぜてベージュにしました。そこにベージュに黒と茶を少しづつまぜた影色を入れます。ブレンディングして、次はもう少し暗い色で同じことをします。影が入ったら、ハイライトは白です。白い服じゃなかったら、ハイライトも2~3段階するのでしょうが、服が白いのでハイライトはいきなり純白で入れます。そしてブレンディング。
ここに3体の写真があります。一番左は下塗りだけ。真ん中は上半身が仕上げ済み。一番右は全身仕上げ済みです。仕上げ済みといってもまだベルトは塗ってませんし、靴とか手袋もまだ塗ってません。この方法だと今までの何倍も時間がかかります。しかしその価値はあるかと思います。まだまだ全部完成していないのでなんともいえませんが、かなり完成品のクオリティが上がる(当社比)と思います。
アーマーモデリングのDVDのおかげでまたひとつ賢くなりました。DVDそのものもまだそれほどじっくりと見ていないので、これからじっくりと観て見たいと思います。プラモの世界もホントに奥が深いですね。
(全作品完成まで あと14)
Posted by 根生 on January 17, 2006 in プラモデル | Permalink
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40689/8203116
Listed below are links to weblogs that reference 88mm砲FLAK36 その10:











Comments
初めまして。数年前から出戻り(30代です。)でガンプラを作っていましたが、最近バンドオブブラザーズを見た影響で、AFVプラモを作りたくなり、参考HPを捜してココにたどり着きました。
NEOさんの強めの汚し、チッピングのセンス、とても素晴らしいですね。とても好きです。(特に、8トンハーフトラック4連高射砲、パンター、LRDGデザートシボレー、ソビエト・SU-122襲撃砲戦車が気に入りました。)これまでは8トンハーフトラック4連高射砲のようなモデルには興味はなかったのですが、ココを見た影響で自分でも作ってみたくなりました。
とりあえず、自分の最も好きなタミヤ1/35ヤークトパンターを作ろうとしています。完成させる自信があまりないので、あまり凝らずに作るつもりです。NEOさんのような使い込まれた仕上がりになればいいな。
これからも参考にお邪魔させていただきますのでよろしくお願いいたします。
Posted by: ジービー | 01/17/2006 at 17:22
ジービーさん、コメントありがとうございます。
お褒めいただき光栄です。
ジービーさんに気に入っていただいた4点は、実は私もお気に入りの作品です。特にLRDGデザートシボレーは思い入れが強いです。
でも、この製作記にも書いていますが、このLRDGデザートシボレーの迷彩色はまったくの独断で、なんら考証をしたものではありません。私はめんどくさがりやさんなのであまり考証はしていません、そのあたりは参考にしないでくださいね。(笑)
これからもよろしくお願いします。
Posted by: 根生 | 01/17/2006 at 23:07
こんばんは
アーマーモデリングもう出ていたんですね。
私は毎号かっていないのですっかり忘れていました。
まぁ、かっても今作っているフィギュアはもうすでに
ほとんど完成しているので(後は武器を塗るだけ)
もうすでに遅いんですがね(笑)。
ところで、根生さんは筆は何を使っていますか?
ためし書きをみるとかなり太い筆を使っているように見えます。
フィギュアの目の部分などはもう少し細くていい筆を
使って書いたほうがいいのではと意見させていただきます。
Posted by: ピピン@ | 01/18/2006 at 22:38
ピピン@さん、こんにちは。
この顔に影やハイライトを入れている筆は タミヤの MODELING BRUSH PRO の 000 です。とっても使いやすいのですが、穂先が変な風に癖がついちゃったので使いづらいです。買い換えようかと思っています。
実はもう一つ細いのを持っていまして、CAMLON PRO 100/0 ってやつなんですが、タミヤのよりもメチャメチャ細いです。価格もお手ごろなのですが、東急ハンズが扱いを止めてしまいました。そのためやはり穂先が広がってきているのに買い換えることができません。(涙)
こんど名古屋の大きな画材屋さんに行って来ようと思っているのですが、なにしろどこにどんなお店があるのかもわからないので、その調査から始めなきゃね。
Posted by: 根生 | 01/19/2006 at 09:18