イギリス・25ポンド砲

今回のプラモは初のイギリス物です。前回ドイツの20mm対空機関砲というのを作って気をよくして、大型の野戦砲に挑戦です。25ポンド(約11kg)は弾丸の重さで、口径は3.45インチ(約88mm)もありました。先の20mm対空機関砲の4倍以上です。箱の写真はPhotoShopで色を補正してあるのでまともに見えますが、本当はかなり日に焼けてみすぼらしくなっています。購入して何年もたっているのでしょう。(私のプラモはすべてもらい物です)
この25ポンド砲はかなり優秀な大砲で、初めは榴弾を飛ばしていたのが、後にドイツ軍の強力な戦車に対抗するために徹甲弾も使用できるようになりました。キットではそのどちらか選択して組み立てるようになっているのですが、付属の兵隊さんたちが玉込めをしているのが榴弾のように見えるので(本当は詳しくないのでよく知りません)、榴弾タイプで作ることにします。こっちのほうがカッコいいですし。
それにしてもイギリス人って頭が良いですね。ドイツの機関砲は地面においてもクルクルと大砲の向きが変えられるように真ん中に軸受けがあるのですが、この25ポンド砲ではそのような機構は省略して、その代わり牽引するときの車輪の下に枠のようなものを置いてそれで地面への固定と回転の仕組みを与えています。この結果楽に設置ができて(重い大砲を牽引用の車からよっこらしょとおろさなくても良い)、さらに軽快に旋回させられるのです。この結果、この優秀な野戦砲はイギリス連邦諸国で広く使われただけでなく、第二次世界大戦後、朝鮮戦争を経て1960年頃まで現役だったそうです。
私の父親が生まれた頃に開発された大砲が、私の生まれた頃まで現役だったのです。よくイギリス人は将来を見据えて仕事をすると聞いたことがありますが、まさにその話を思い出させる野戦砲です。
(全作品完成まで あと28)
Posted by 根生 on May 21, 2005 in プラモデル | Permalink
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