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September 20, 2005
木曽川を探検
愛知県、岐阜県、三重県にまたがる濃尾平野は西に向かって傾斜しているため、その西の端に大きな川がたくさん集まってきています。特に木曽川、長良川、揖斐川の3つの川は木曽三川と呼ばれ、有名です。そしてこの3つの川は昔は下流で一つに混ざり、たびたび大きな水害をこの地域にもたらしました。江戸時代には薩摩のお侍さんたちが徳川幕府の命令で大勢の犠牲者を出して治水事業を行いました。そして明治時代に入ってオランダ人技師のヨハネス・デレーケが木曽三川の完全な分流に成功し、この地域が安心して暮らせる土地になったのです。
このとき作られたのが木曽川と長良川を分ける『背割堤(せわりてい)』といわれる長~い堤防です。今回はこの背割堤に探検に出かけました。『ンっ、堤防を探検?』と思われるかも知れません。そりゃそうですよね。もう少し解説しますね。
デレーケはこの背割堤が流れの速い木曽川に削られないように、木曽川の流れを堤防の近くでは遅くするケレップ水制というものをたくさん作りました。ケレップ水制とは川の流れの中に石を積んだものを突き出し、水の流れを遅くするものです。武田信玄が作った信玄堤と同じものだと思います。(写真のケレップ水制はまだ土砂が堆積していないところを撮影しました)
このケレップ水制に数十年の歳月が土砂を堆積させました。そしてそれから数十年で堆積した土砂の上に広大な森を作ったのです。デレーケの治水工事から100年を経て、木曽川の河川敷に大きな森が出現したのです。この森と水辺を今回は4家族で陸路とカヌーで探検しました。写真を見てください、まるで川があることがわからないくらいでしょ。この森の先にこの地域で一番の大河が横たわっているのです。
まずはケレップ水制の森です。うっそうとした森に入るといきなりカニの大群がお出迎えです。潮まねきもいます。やっぱり水辺だということを実感させられます。まだセミの鳴き声が残るうっそうとした森の中、真っ赤な彼岸花が咲いていました。写真はちょっとピンボケですが、自然に生えた胡桃の木です。実もいくつかなっていました。
ジャングルの探検が終わったら、今度はカヌーで川へ漕ぎ出しました。昨日は(これを書いている日から言うと一昨日ですよね)中秋の名月で満月でした。木曽川は川とは言っても河口付近は海抜マイナス地帯を流れています。当然潮の満ち引きが河口から数十キロも上流まであります。このあたりは河口から20kmほどですから、しっかりと潮の干満があります。そしてこの日もまたほぼ大潮です。干潮になると、木曽川の真ん中に砂が堆積してできた島がぽっかりと姿を現しました。
川岸からカヌーを漕ぎ出し、3往復して人と若干の荷物をこの島(中洲)に運びました。川の真ん中の無人島に上陸です。その間もどんどん水は減っていき、島の広さは野球場が3つ4つ入るくらいの広さになりました。
木曽川は比較的水がきれいといいますが、それでも人口密集地の中京地帯を流れる川ですから、やはりにごっています。しかし、川の真ん中まで来るとどうでしょうか、ホントに水がきれいなんです。臭いもありません。長野の水源から流れてきた水がここにはあります。写真を見てください。私のキタナイ足はともかく、水はすっごくキレイです。河口から20km地点とは思えません。
潮が引いたばかりの砂の上にはシジミがまだ顔をだしています。透明な水で川底が丸見えですから、シジミが拾いたいほうだいです。しかも川の真ん中辺りにしかいない黄シジミです。普通の黒いシジミと違って色が緑がかった黄色なのです。これがまた美味しいらしですよ。今日は大漁です。ヤッタネ!
子供たちは小さなはぜを手づかみで捕まえています。砂の中に出来た水溜りに取り残されたハゼを砂を寄せて水をだんだん減らしながら追い詰めて捕まえます。プラケースはあっという間に小エビや小魚で一杯になりました。
島に渡ってから3時間弱。どうやら水が増え始めました。川の流れが逆流を始める気配です。そろそろ撤収したほうがよさそうですね。
帰りは子供たちは隊列を組んで泳いで川を渡ります。木曽川は河口付近では幅が1kmもあります。このあたりでもまだ数百mは十分にあります。川の真ん中に100m以上の幅の島ができたのですから、実質的には100m~200mくらいの距離になるのでしょうか。この距離を泳ぐのです。もちろんライフジャケットをつけていますし、カヌーが伴走していますから安全なのですが、まったく足のつかない川を泳いでわたるなんていい経験(冒険)ができたんじゃないでしょうか。
すっごく楽しい一日は、おもいもかけず家の近くにありました。車で20分の距離です。私の町はわりと田舎ではあるのですが、それでも名古屋市まで電車でたったの15分の距離です。こんな場所にこんな素敵な自然が残っていたのですね。皆さんも一度遊びに来てください。
2005 09 20 07:36 PM | 固定リンク
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純粋に生物学の本です。
従来は遺伝子は生命が子孫を残すための道具という考えだったのが、発想を180度転換して、遺伝子が主役で、生物を遺伝子を運ぶための道具ととらえたところから論じた進化論の話です。 (★★★★)
ハリーポッターシリーズの第4作です。内容のすばらしさと、読みやすい英語で、英語の勉強になりますよ。
(★★★★★)
ルーブル美術館の館長の不審な死から始まった事件は、舞台をイギリスへ移し意外な展開へ。そして歴史の巨大な謎が明らかにされていく。だれが敵でだれが見方かわからないまま物語は驚愕のクライマックスへ。あ~しゃべっちゃいたい。 (★★★★★)
子供向けに書かれているだけあって読みやすい英文は大変勉強になります。内容も読み始めたら引き込まれること請け合い。映画では描ききれない緻密な世界が描かれ、読んで納得です。 (★★★★★)
世界的ベストセラーの殺人ミステリー。ルーブル美術館館長の奇怪な死をから始まり、容疑者にされた宗教学者がダ・ヴィンチの絵に秘められた謎とキリスト教の秘密結社の秘密のベールに迫る。読み出したら止まらない。トム・ハンクス主演で映画かも決定とか。 (★★★★★)
アイルランドの16歳の少女セアラが、コンクールに出場するために数学の課題に取り組み、その過程で世界最強の暗号アルゴリズムに匹敵する新しいアルゴリズムを発見するお話し。実話です。
前半は楽しい数学パズルを多用した、数学と暗号のお話し。ちょっと難しいけれど楽しく悩めます。
後半は16歳の少女のコンクールでの奮戦記と優勝後の有名になってからの戸惑いなどが少女らしく描かれています。大学の数学教授のお父さんとの絆も素敵ですね。 (★★★★)
昭和という時代を書いた本の下巻。敗戦によって日本を支配していた軍部や財閥、大地主たちが占領軍によって解体された。残された官僚たちは戦前からの目標だった中央の官僚によって高度にコントロールされた規格大量生産に向いた工業化社会を目指す。抵抗勢力の無くなった彼らは20世紀末にすばらしい経済力を持った国を作り上げるのだが・・・ (★★★★)
昭和という時代を書いた本の上巻。世界大恐慌から始まって太平洋戦争に突入していくまでを描いています。官僚化した軍部の独走に苦い思いをしながらも、立憲君主制を謳った明治憲法を尊重して、議会や官僚の決めたことを否定しないようにつとめた昭和天皇の苦悩が描かれています。 (★★★)




