関数入門『プチ統計』(EXCEL)
関数は合計だけじゃないんです
営業成績やテストの点数、長さや金額、世の中にはさまざまな統計数値があります。これらを眺めるだけでは傾向や問題点は見えてきません。そこでデータはさまざまに加工されます。そしてそのツールとして表計算ソフトは大活躍しています。
多機能表計算ソフトの代表選手の Microsoft EXCEL を使い倒すために、簡単な関数の使い方を勉強してみましょう。
今日のお題は、こんな統計表です。数字にはたいした意味はありません、乱数を使って EXCEL に埋めさせただけですから、気にしないでください。・・・って全然統計でもなんでもないですね(+_+)\バキッ!
まずは定番の平均から
とりあえず平均点を求めてみましょう。合計を出して、個数で割れば平均になるのですが、もっと簡単に求めることができます。平均を計算する関数が用意されているのです。
前回のお話で書いたように直接関数を"="で始めてセルに入力しても良いのですが、関数の名前を忘れてしまった場合はできません。そんなとき関数の挿入を手助けしてくれる機能が EXCEL には用意されています。
数式バーにある『fx』と書かれたボタンをクリックしてみてください。関数の挿入のウインドウが開きます。
関数の検索ボックスに探したい関数の機能を入力し(この場合は『平均』ですね)、『検索開始』ボタンをクリックします。
すると下の『関数名』のボックスに『平均』に関する関数がずらりと出てきます。一番シンプルなものから複雑に条件を設定しながら平均を求めるものまでいくつも並んでいます。解説が出ていますから、適当なものを選択します。今回は一番上の AVERAGE を使います。
AVERAGE を選択して、『OK』ボタンをクリックすると、『関数の引数』を入力するウインドウが開きます。
『数値1』の欄に平均を求める数値の入ったセルの範囲を入力します。ワークシートの該当するセルをドラッグして選択すれば間違いがありませんね。
実際の計算の結果はこのウインドウの下の方に数式の結果として表示されています。エラーが出ていたり、怪しい結果が出ていたら、どこかが間違っている可能性があります。
結果が正しそうなら『OK』ボタンをクリックします。
さて、こんな風に入力されました。平均を求める関数が正確に指定されています。楽ちんですね。
他にも関数はいろいろとあります
同様にして最高点を求める関数 MAX を入力してみました。キーワードには”最大”とか入れれば MAX が見つかります。うまく見つからない場合はキーワードを変えてみるか、下の『関数の分類』のリストボックスから関数のカテゴリーを指定して探してみるのも良いかもしれません。この関数の検索はあまり賢くないので、場合によっては見つけにくいかもしれません。
最低点は MIN です。そして平均からどれだけ離れているかということを表す標準偏差は STDEVP と言う関数で求めることができます。
他にも、中間値(メジアン)を求める MEDIAN とか 最頻値(モード) を求める MODE なんてのもあります。懐かしい言葉ですよね。
オマケに偏差値を求めてみましょう
さて、標準偏差が出たのなら、偏差値を求めてみましょう。
偏差値は平均点が50点、標準偏差(平均からのばらつき加減)が10になるように、分布を調整したときの各データの値で、母集団ごとのばらつきが一定になるように調整してありますから、そのデータが平均からどれほど離れているかを知ることができます。受験生のみなさんが一喜一憂するアレです。
式は、それぞれの点数(北海道なら B4)から平均値($D$5)を引いて偏差を求め、それを標準偏差($D$14)で割ったものに10をかけて、さらにそこに50を足してあります。
平均値と標準偏差のセルの参照は$を付けて絶対参照にしてあります。こうしないと、偏差値の計算式を下のセル(青森県以降)にコピーしたときに参照するセルが下に移動してしまうからです。
今回は関数の挿入を勉強しました。まもなく発売になる EXCEL2007 ではこの関数の挿入がさらに簡単になる新機能が搭載されます。楽しみですね。
1月 16, 2007 パソコン・インターネット | Permalink
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